脱獄したiPhoneをネットオークションでは販売した男が逮捕されたそうです。
脱獄(Jailbreakとも呼ばれます)とは、OSを改造して非公式のアプリなどを使用できるようにすることです。
製造販売業者であるアップルはこれを認めていませんが、
それは単に私企業の「規約」の話にすぎませんから、違法ではないはずです。
今回の逮捕理由が商標法違反である点が興味深いです。
アップルはiPhoneという商標を独占的に使用する権利を持っています。
商標法では、商品の商標権者以外の者が商標(つまりiPhoneという名称)を使って商売することを禁止しています。
iPhoneを改造した時点で、それはもはやiPhoneとしての性能を有していないのであるから、
iPhoneという名称をつけて販売することはニセモノ販売と同じだという解釈での逮捕のようです。