法務省は、入管法違反にかかる事件について平成28年上半期の統計を発表しました。
ざっくりまとめますと、
①今年1月~6月の間に退去強制手続を執った者は6,924人。前年同期から1,161人も増えている。
退去強制手続とは、一般に強制送還とか国外退去処分などと呼ばれている手続で、
不法入国した者や在留資格がなくなった者(不法残留者)などを強制的に国外退去させる手続です。
単純計算で、平均毎日50人以上が強制送還されていることになります。
ちなみに、退去にかかる渡航費用は、自費で捻出できる場合を除いて、我々の税金で賄っています。
②国別では中国が2,222人と最も多く全体の1/3を占める。ついてベトナム(1,063人)、タイ(867人)と続く。
ある統計によると在日中国人の不法残留者は1万人近くいるそうですが、
半分以上は野放しで国内に留まっていることになります。
詳細は法務省の資料をご覧ください。
http://www.moj.go.jp/content/001204670.pdf