現状「6泊7日以上」単位での貸出が必要な特区民泊ですが、

政府が「2泊3日以上」に短縮する方針を打ち出したと日経新聞が報じました。

旅館業法の適用を受けずに民泊サービスが可能になる特区民泊制度。

現在は東京では大田区のみで可能ですが、「6泊7日以上」と縛りがあるため、

非常に使い勝手が悪い制度となっています。

外国人旅行者は、基本的に各地を移動しながら宿泊する方が多いですし、

大田区に7日も滞在して、一体どこを観光しろと言うのでしょうか。

かといって、短期滞在旅行者を対象にしようとすると、

設備要件が厳しい旅館業法の許可や建築基準法の用途変更が必要になり、

無許可営業の跋扈を許している原因にもなっています。

もし本当に「2泊3日以上」が実現すれば、参入がかなり容易になり、

民泊が一気に広がる契機になると思いますが、果たしてどうなるでしょうか。