国の基準を超える高出力のレーザーポインターをネットで販売したとして、
大阪・京都・栃木などで10業者が消費生活用製品安全法違反容疑で一斉摘発、うち4人が逮捕されたそうです。
消費生活用製品安全法では、生命・身体に特に危害を及ぼすおそれが高い生活用製品については、
国の基準に適合した旨のPSCマークがないと販売できないと定められています。
レーザーポインターも、目や皮膚への障害を引き起こす特定製品として、
規定以上の高出力製品の製造・輸入・販売は禁止されています。
対象となる製品には、レーザーポインターの他、乳幼児用ベッドやお風呂の温水循環器、
さらにはライターやキャンプ用のストーブ・ランタンなどがあります。
高出力のレーザーポインターについては、スポーツの試合やコンサートなどでのイタズラで問題となっていました。
さらに2015年10月の伊丹空港をはじめ航空機を対象にした事件も相次いでおり、社会問題となっています。
こうした違法レーザーポインターは主に「護身用」として販売されているようですが、
検索すると日本語のおかしい「怪しい」サイトがたくさんヒットします。
立派な凶器・武器が簡単に買えてしまうのは問題です。厳しく取り締まってほしいものです。