ようやく基本六法の全口語化が完了するようです。
六法とは、民法、憲法、刑法、刑事訴訟法、民事訴訟法、商法を指しますが、
商法の口語化だけがほっぽらかし(?)になっていました。
今回「運送営業」の規定見直しにあたり、ついでに口語化してしまおうという流れのようです。
刑法は1995年、民法2005年に口語化されましたが、私の学生時代(20数年前)は当然どちらも文語体でした。
文語体の条文を読んだことがある人は分かると思いますが、とにかく読みにくいし意味が理解しにくい。
参考書などを買えば口語での解説は手に入りますから、
法律の勉強で大事な「条文を引く」ということは一切しませんでした。
本気で司法試験を目指す人以外で、民法・刑法を条文で勉強する人は少なかったと思います。
法律の勉強は条文が命。学生さんや受験生にとっては嬉しい改正ですね。
早ければ秋の臨時国会に改正案を提出し、2017年の施行を目指す模様です。