厚生労働省は、医療機関のホームページの虚偽・誇大表現を規制する方針を決めました。

現行の医療法では、医療機関がメディアに広告を出す場合の規制が定められており、

診療科名や手術名程度しか掲載することが出来ません。

しかし、HPは利用者が自分で検索して閲覧する「情報」」であり「広告」には当たらない

との解釈により規制対象から外れており、虚偽・誇大表現によるトラブルの温床になっているそうです。

特に美容医療サービスでは、「絶対安全」を謳ったり、

施術前後の写真を加工修正する悪質な業者が跡を絶ちません。

ただ、医療機関のHPは、専門家が無料で有益情報を提供してくれており、

利用者の貴重な情報源になっている面もあります。

規制を厳しくして、「情報」を完全にシャットアウトするのではなく、

あくまで虚偽・誇大表現を禁止する方向性で落ち着いたようです。

医療法改正案は、来年の通常国会への提出を目指すとのことです。