2016年12月の航空法改正からちょうど1年。ドローン飛行許可の申請が1万件を超えたそうです。
航空法では、150m以上の高さや空港周辺、人口集中地区などの上空で
ドローンを飛ばすには許可が必要と定められています。
現在、許可の審査には2~3週間かかっており、今後申請が増えればさらに時間がかかりそうです。
飛行の目的は、空撮、測量・点検、報道取材、農薬散布などが多いそうですが、
審査時間がこれ以上伸びるようだと、目的によっては達成できない(仕事にならない)可能性が出てきます。
最近は、民間のドローン操縦ライセンス機関が増えてきており、
国交省は、こうしたライセンスにより技術が証明できれば、
審査の一部を省略し、審査時間の短縮を図る方針を固めました。
ニュースやドラマ・映画などで、ドローンによるものと思われる映像を見ることが多くなりました。
(今までにない特殊な視点・動きなのですぐに分かります)
迫力・臨場感があり楽しい映像ですが、未熟な操縦技術・知識不足による落下事故も発生しています。
当面は国家資格にする予定はないようですが、
民間資格の場合、過当競争によるダンピング、未熟者へのライセンス乱発の恐れもあります。
国民の生命に関わることですから、資格の中身にもしっかり目を光らせて欲しいものです。