のりピーの元夫・高相被告が逮捕・起訴され、検察は懲役1年6ヶ月を求刑しましたが、
その罪名は「医薬品医療機器法違反」です。
聞き慣れない法律と思う方が多いかと思いますが、
実は平成26年11月に「薬事法」が改正されて出来た法律です。
薬事法は、医薬品やメス・聴診器などの「医療用具」に関する規制でしたが、
実は戦時中に出来た法律。
CT・MRIなど電子医療機器や最新の再生医療製品等に対応していない時代遅れの法律
だったことから最近になってようやく大改正に至りました。
(正式には医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)
医薬品医療機器等法では、中枢神経を刺激して幻覚などを生み出す、
いわゆる危険ドラッグを指定薬物にしており、
医療等の用途以外に製造・売買・所持などをすると罰せられます。
薬物によって適用される法律が異なり、それぞれ罰則の重さが違います。
例えば覚醒剤の場合は「覚せい剤取締法」、
ヘロイン・コカインは「麻薬取締法」、マリファナの場合は「大麻取締法」、
シンナー・トリエンは「毒物及び劇物取締法」と言った具合です。
ちなみに1番重いのは覚醒剤とヘロインの輸出入・製造です。
(無期又は3年以上の懲役)