(20)要件の証明方法①
2016年6月27日
(18)要件⑤ 欠格要件
2016年6月27日
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(19)要件⑥営業所の要件

Q.自宅の部屋に営業所にしてもいい?

 

最後に、建設業を営む営業所に関しての要件です。

営業所とは、本店、支店、または常時建設工事の請負契約を締結する事務所をいい、

次の要件を充たしている必要があります。

 

大きな工事を請け負う以上、実質的に契約を結ぶ機能を持つきちんとした事務所を

置かなければならないという趣旨です。

 

(1) 外部から来客を迎え入れ、建設工事の請負契約締結等の実体的な業務を行っていること。

 

契約を結ぶのですから、当然発注者などお客様を迎え入れる体制が整っていなければならないということです。

 

(2) 電話、机、各種事務台帳等を備えていること。

 

これは当然ですね。ポイントは台帳などを整理・保管できる設備があるということです。

契約書や計算書類などを重要な書類を扱うのですから、鍵付きのラックなどでしっかり保管して下さい。

 

(3) 契約の締結等ができるスペースを有し、かつ、居住部分、他法人又は他の個人事業主とは

間仕切り等で明確に区分されているなど独立性が保たれていること。

 

自宅事務所でも構いませんが、生活部分と事務所部分は明確に分けて下さいということです。

洗濯物が沢山吊る下がった部屋でお客様をお迎えするということがないように。

 

(4) 営業用事務所としての使用権原を有していること

 

自己所有の建物か、賃貸借契約等を結んでいること。(住居専用契約は原則認められません。)

事務所として使う権利がある場所であることが必要です。

持ち家なら問題ありませんが、賃貸マンション等の場合、事務所として使用することが

管理規約で禁止されている場合がありますから注意して下さい。

(特に分譲マンションの場合、住居専用契約になっている場合が多いです)

 

(5) 看板、標識等で外部から建設業の営業所であることが分かるように表示してあること。

 

来所するお客様に分かりやすいように看板や標識を作らなければなりません。

 

(6) 経営業務の管理責任者又は一定の使用人が常勤していること。

 

一定の使用人とは、建設業法施行令第3条に規定する使用人、

簡単にいうと、建設工事の請負契約締結等の権限を付与された使用人のことをいいます。

ヒト要件のところでも説明しましたが、

経営業務の管理責任者(または一定の権限を与えられた使用人)が常駐している必要があります。

申請では、その人が通える範囲に住んでいることを証明します。

 

(7) 専任技術者が常勤していること。

 

同上

 

 

このように、単なる登記上の本店、事務連絡所、工事事務所、作業所等は、

営業所の要件を充たしませんので、営業所として申請することは出来ません。

 

申請書の受付後に、営業所の要件を満たしているか、立入り調査を行うことがありますから、

要件を充たすように体裁をしっかり整えてから申請しましょう。

 


 

Q.要件はどうやって証明するの?

 

営業所の場合は、地図や写真などで証明します。

東京都の場合、以下の写真を撮って提出します。

 

①建物の全景

 

ビル等の場合は、1階から屋上まで全部写っているもの(1枚以上)

 

*事務所がビル内等に所在する場合は、以下の項目の写真を添付すること。

・建物の入口付近

・建物の入口部分を正面から写したもの(1枚以上)

・テナント表示(1枚以上)

・テナント表示がない場合は集合郵便受けを写したもの

・商号が判読できるもの

 

②事務所の入口

 

商号等を掲示した事務所の入口部分(1枚以上)

その他の営業所は営業所名等も掲示すること。

商号等が判読できるもの

 

③事務所の内部

 

事務所内の概要が確認できるように、様々な方向から写したもの

電話機等を含め事務スペースが確認できるもの(1枚以上)

接客をする応対場所が確認できるもの(1枚以上)

ブラインド、カーテン等は開けた状態で写すこと。

営業所が個人住宅内にある場合又は他法人や他の個人事業主と同一の階に同居している場合など

は間取り図及び入口から事務所までの動線に当たる部分の写真を添付すること。営業所スペースが

住居スペースや他法人等と明確に区分されていることが分かる写真を添付すること。

 

 

どうでしたか?とても細かくてビックリしましたか?

大きな工事を請け負う場合、事務所というのはそのくらい重要なのです。