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(3)合同会社のメリット

では、合同会社を選ぶ具体的なメリットについて述べます。

 

 

①役員の任期がない

 

株式会社の場合、役員の任期は決まっています(通常2年または10年)。

任期が満了した場合、たとえ同じ人物が続ける場合でも、再任の登記をしなければなりません。

 

数年に1回手続をするのは費用もかかって面倒ですし、万が一登記を忘れてしまうと、違反すると100万円以下の過料の制裁を受ける可能性があります。

この点、(有限会社もそうでしたが)任期がない合同会社はこうした面倒がないので安心です。

 

 

②機関がシンプル

 

株式会社の場合、原則として出資者と経営者が別々になるので、重要事項を決めたいと思っても、株主総会を開催してそこで合意を得なければなりません。

 

小規模な会社であれば、それほど面倒ではありませんが、公開会社やある程度の規模の会社になると、会場を押さえたり、全株主に通知を出したりして、そうそう何度も開けません。

その分、意思決定に時間がかかり、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。

合同会社では、出資者と経営者が同一なので、手間がかなり軽減され、迅速な意思決定が可能になります。

 

 

③決算公告が不要

 

株式会社の場合、毎年、決算の公告(公表)を義務付けられています。

決算という会社の「通信簿」を官報やホームページに掲載しなければならないので、費用も手間もかかります。(官報は最低でも5万円くらいかかります)

合同会社なら決算公告義務は免除されています。

 

 

④設立費用が断然安い

 

これは1番のメリットかもしれません。

通常、株式会社の場合、最低でも25万円くらいの費用が必要です。

本屋さんには「1円で株式会社を設立!」という本が並んでいますが、

これはあくまでも資本金が1円で良いという意味で、

設立にかかる費用ということではありません。

 

まず登記のための登録免許税が15万円必要です。

さらに定款を公証役場で認証してもらう費用が5万円。

さらに行政書士に依頼するにしても、しないにしても5万円くらいの実費が必要です。

 

この点、合同会社の場合は、登録免許税が6万円と半額以下となり、9万円の節約となります。

さらに定款の認証という作業が必要ありません。

これで5万円の節約になります。

 

その他の費用はそれほど変わりませんが、設立当初は資金も心許ないでしょうから、

14万円の節約というのはかなり魅力的なのではないでしょうか。

 

以上、主に合同会社のメリット・デメリットについて述べてきました。

ネームバリューや肩書にこだわりがなければ、初期コストを抑えるという意味で、

合同会社を選択するメリットはあります。

 

 

まとめ

 

出資者  同じ(1人以上)

責 任  同じ(間接有限責任)

決算公告 株式会社のみ必要

役員任期 株式会社のみあり

設立費用 合同会社が14万円も安い